蜃気楼がしんどい
先日、Twitterで
「Flamingo」「One Kiss」「蜃気楼」は主人公と亡くなってしまう彼女とのひとつのストーリーになっている
というツイートを見た。
え?????そんなエモいことってあるの??????魔剤?????
あらためて歌詞を読み返してみた。
あった。
そんなエモいこと、あった。
すごい。尊い。しんどい。Ryohei Yamamotoさんやばい。お中元とか送りたい。
読み返して考察してみると、ほんとうにしんどかったので誰かに話してみたくなった。
というわけでここからはわたしのエクストリーム自己解釈考察になります!!!!!ちょっと長いです!!!!!適当にさらさらっと読んでいただければ嬉しいです!!!!人生で初めて書くブログをこれに捧げることに後悔はありません!!!!!!ではではどうぞ!!!
雑踏を抜け海際へSlip away
はいここ(切るの速すぎ)
この雑踏ってきっと
人混みかき分け背追いかけた
(Flamingo)
の人混み=雑踏ではないかと思います
ほろ酔いでも伝えられないままで手を振り返したけれど彼女を追いかけて飛び出したあの雑踏を抜けて、約束を交わした海へと歩く情景が見える。
英語が苦手なわたしにはSlip awayの意味が全く思い出せず、、、ググりました()
出てきたのがこちら。
2.こっそり[静かに]去る
あっこれか、、と思ってブラウザバックしようとした瞬間目に飛び込んできた3番の項目。
3.安らかに死ぬ
安らかに、、、、、
死ぬ、、、!?!?!?!?!?
死ぬ、、、!?!?!?!?!?!?!?
主人公と過ごしたひと夏のなかでbarのある雑踏を抜けた先で関係が始まって、約束を交わした海際へ辿り着いて、安らかに亡くなった、もういない彼女の歌詞であると思います。
続きがこの後の歌詞に。
波音が遮るノイズ「二人きりみたいだね?」
「みたいだね?」がミソ。
まわりにどれだけ人がいようと二人でいるならそれは二人きりであって、二人いるなら「みたい」なんて言う必要はないのにそう言うのは。
彼女がもういないから、二人じゃないから、ですよね。きっと。
こうして思い出の海際にいると、まるで二人きりみたい、的なニュアンス。
あの笑顔を”幻”へと連れ去った
嘘みたいに早い夏の終わり
わたしは三作はすべてひと夏の中のお話だと思っているので(仮に1曲1年ずつで3年間だとするとあまりにもキスまでに時間がかかりすぎていて中学生かと錯覚するレベル)時間にしてきっと長くて3,4ヵ月という所だろうな。あまりにも濃くて短い時間だと思う。分からんけど。
眼を閉じれば すぐ蘇るけど
サヨウナラを交わす間もなくYou come and go...
「Flamingo」では「come on」としか言わずまだ終わりを知らなかった主人公が「One Kiss」で彼女の残り時間を知って「come & go」と言い換え、さらに今作でも繰り返しているのがしんどい。しんどい(語彙力2)
色褪せていく フラッシュバック 両手で抱き留め
あぁ 消えないで 消えないで 身勝手に No
なんの色だろう?と思って歌詞を読み返してみたら、これまでの2曲にはしっかり色が示されていましたね、、、、
溢れ出した熱の色
(Flamingo)
薄らぐ琥珀色
(One Kiss)
ちゃんとあるやん色、、、、、色、、、、、
おまえ、、、三部作にすることを最初から目論んでいたな、、、!?!?!?
(おまえ呼ばわりすな)
琥珀色は山吹色っぽいオレンジ色なのだけれど、琥珀色も熱の色も暖色系なので夕暮れどきから夜に変わっていくなかで色褪せていく思い出の色を追いかけているのかなあ、と。
しんどい。
微かに残る 気配も奪いながら Don't go
宙を迷うように 探しても 蜃気楼
ここで使われている「蜃気楼」は現象的なそういうものではなくて、「彼女はすぐに消えていく儚い蜃気楼のようにいなくなってしまった」的なことの比喩としてのものだと思います。
まず、夏の終わりに蜃気楼は出来ないそうで
ちょっと調べてみたら蜃気楼は春から初夏に起こる現象のようなので、曲中の「蜃気楼」はすべて比喩表現として使われているんじゃないかと、、、わたしは、、、考察します、、例外もあるかもしれないので断言出来ないですが参考としてどうぞ
沖に浮かぶ ”幻” Take me away
「Take my away」=「俺を連れ去って」の
わたしなりの解釈ですが、、
「いっそのこと俺と彼女との思い出も連れ去ってくれ」的なニュアンスかなあ、と。思います。
2番Aメロのニカ千キングオブ好き。わたしは藤北担です。(突然)
あの日残した足跡は あるはずもないよね?
「あの日」がどれほど前かは分からないけれど時間が経てば必然的に足跡なんて消えてしまうわけで、もちろんあるはずがないのに、「あるはずもないよね?」とあえて問いかけている感じがつらい。彼女が残したものはどんどん消えていくけれど、まだ主人公の中では整理がつかないんでしょうね、、二階堂さんの声でしんどさ5割増し。
君さえいれば 他に何もいらなかった
嘘みたいに 君だけ連れて 夏は過ぎていった
しんど~~~~~~~~~い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(語彙力)
このしんどさを表現出来るほどの語彙力を当方所持しておりませんのでどなたか交換していただけると嬉しいです
次の歌詞いきますね(え)
眼を閉じればいつも一緒だけど
アリガトウを伝える間も無く You come and go...
眼を閉じればいつも一緒だけど、目を開いてしまえば彼女のいない世界がそこにはあるわけで、、、さようならもありがとうも言えずに残された主人公のむなしさみたいなものがメロディと相まって心にくる。
薄れてゆく フラッシュバック 何度も抱き寄せ あぁ 行かないで 行かないで 呆気なく No
「行かないで」って繰り返すのがしんどいですよね、、、
揺れないで 行かないでよ
(One Kiss)
このときに発する「行かないでよ」とは明らかに声色とニュアンスが違う。
「One Kiss」では「私どこかに行っちゃうよ」とからかわれたりして、それに軽く笑って応えるように「行かないでよ」と言うような感じがするけれど、今は違う。
「One Kiss」のときからいなくなってしまうことを知っていたのだろうけれど、そのときにはまだ現実味がなくて冗談のように行かないでよと言っていたけれど、いざどこかに行ってしまってから、もう遅いことを分かっていながら、「行かないで」ともう戻らない彼女に呼びかけている感じがする。せつない
行き場を失った 想いも連れてってよ Don't go 波に溶けながら 逃げていく 蜃気楼
連れてってよ、の直後に行かないで、が来るこの情緒不安定さ。そして行ってほしくないでも彼女は海に溶けながら逃げる蜃気楼のように消えてしまうわけですね
まだ彼女が亡くなってからあんまり時間が経っていないのかも。
やがて空は 満ちる海と 世界を包み込んだ
ここで熱の色も琥珀色も空に包み込まれて消えてしまいましたね、、、
「眼を閉じるだけですぐ逢えるよね?...」
当たり前のように 明日もFall upon me 暖かく陽は昇る
この歌詞、、
わたしは彼女からのメッセージではないかと思います。
すぐ逢えるよね?俺の中からもいなくなったりしないよね?あの思い出の色ももう消えてしまうのかな、と不安がる主人公に、
彼女は明日も陽は落ちるけれどまたちゃんと昇ってきて、あのときの色も甦るから。いなくなったりしない、あなたも私を忘れることはない、だから大丈夫、と諭すように言っているような気がしたのはわたしだけですね ですよね
書いてて違う気がしてならないです
※ラスサビは1番サビと同じなので割愛させていただきます
ラストの歌詞。ここが1番しんどい。
消えないで 蜃気楼
行かないで 蜃気楼
蜃気楼 Please don't go...
これまでと「蜃気楼」の意味が少しだけ違うように感じる。
ここまでの歌詞では「彼女はすぐに消えていく儚い蜃気楼のようにいなくなってしまった』的なことの比喩としてのもの」という解釈でおおかた納得がいくけれど最後だけ違う気がする。
ここでの「蜃気楼」=彼女そのもの
では、、、ないでしょうか、、、行かないでマイコ、的なそんな感じです
最後の最後で蜃気楼に込めた意味を変えてくるRyohei Yamamotoさんエモいの伝道師
そして最後の「Please don't go...」
「おいでよ」「来て、そして行ってしまう」と来て最後に
「どうか行かないで」
と呟くように歌う北山くんの声が「One Kiss」のときの愉しそうな「don't go...」とあまりにも違っていて胸が苦しくなる。もうこんな素敵な北山くんボイスで行かないでなんて言われたらだいたいの女は帰ってくると思いますけどね。少なくともわたしは帰ってくる(呼ばれてないよ)
死んでもいいからこんなにキスマイに行かないでって言われる彼女になりたい(????????)